出版すれば必ずベストセラーになる印象のあるアメリカの売れっ子作家、ジョン・グリシャム原作の作品をフランシス・フォード・コッポラが映画化した作品です。
マット・デーモン演じるひよっこ弁護士と大ベテラン弁護士の間で展開する法廷闘争は、派手さこそはなかったですがミッキー・ローク、ジョン・ボイト、ロイ・シャイダーといった超ベテラン陣が脇を固めていて格調の高さを感じさせてくれます。
とりわけ業界の裏を知り尽くしたダニー・デヴィートの演じる役回りが本作のエンタメ感を高めていて楽しい。こういった小物感溢れるキャラ演じさせたら右出るものはいないですね。
サブストーリーとして並走していた、DV被害を受けてる若妻とのエピソードもいい感じのアクセントになってました。大ヒットドラマ『HOMELAND』（'11〜'20）の主役を張ることになる若かりし時代のクレア・デインズの登場にはうれしい驚き。
