邦題よりも、原題『誰の娘でもないへウォン』の方がしっくりくる。
内容といい、演出といい、いかにもホン・サンス監督らしい作品。
緩さと閉塞感の、相反するようにも思える要素の両立が凄まじい。
「同年…
ジム・ジャームッシュ同様にホン・サンスは真似しようとすると大火傷するタイプの、一見簡単そうで天性の(映画的)運動神経の持ち主。
本作は、妻子ある大学教授(西島秀俊+濱口竜介風)との道ならぬ恋を断ち…
「偶然会ったことにしよう。」
繰り返されるこの言葉が人間性を表していても不倫に夢中になっている耳には届くまい…
自分のことを棚に上げて責めたてられる人は周りからどう見られようとも我が道を行ける強さ…
最近疲れちゃってね、って言う時にボーと寝る前に観るのには打って付けのホンサンス作品。面白くはないけど人間ウォッチング感覚で興味深々最後まで行ってしまう不思議監督なのだ。
日常の淡々生活で簡単な内容な…
このレビューはネタバレを含みます
なんだか主役が可愛くない、学生っぽくない。だから感情移入できなかった。むしゃくしゃするとすぐお酒飲みたがるのね。それに不倫相手の教授もいい歳してすぐ感情的になって声を荒げるのがイヤな感じ。
最後はア…
2022.1.10ミッドナイトセレクション。少し前に観た『ソニはご機嫌ななめ』と同じような若い娘と教授の不倫の話で、途中で観るのをやめようかと思ったが、しばらく時間を空けてから最後まで観てみた。んー…
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