アリーチェロルヴァケルのベスト。
過程を省力すれば、時には結果すらも省略していく。そのタッチこそがリアリズムをファンタジーとの境界へと導いていくから、ぐんぐん引き込まれていく。
現代に中指を立て、…
イタリアの人里離れた湖畔沿いの村で昔ながらの養蜂を営み近代化に逆らった生活を送る一家のひと夏の出来事を描く
両親に愛され仕事も家のことも頼りにされている長女のジェルソミーナは家の経済状況や両親の関…
思春期のゆらぎと、見えない重力のようなものによってかたちになってゆく家族のかたち。家族の中の小さなエピソードのひとつひとつが心に残りつつ、最後のシーンではその土地で過ごした見知らぬ人々の事までを思い…
>>続きを読むラクダなんぞを連れて来ておかみさんからは出てけと云われるヴォルフガング。ドイツ人らしい響きで、トスカーナの山中、はちみつ採りで女ばかりの家族6人を率いているのが不思議な感じだが、流れ者の雄が養蜂家…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
映画的な映画を撮る監督。とてもいい。
素敵なシーンがたくさんあったな。
幸福なラザロから観ちゃったから驚きが少なくなっちゃったのは残念だけど構造がほぼ同じだった!笑
ここから幸福なラザロにちゃんと…
みずみずしい。もちろん主人公の少女ジェルソミーナに因るところが大きいのだが、作品全体が潤いに満ちている。
映像が澄んでいる。陽光の温もり、海水の冷たさ、晩夏の夜のひんやりとした空気が肌に伝わってく…