ジャンヌ・ダルク裁判に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『ジャンヌ・ダルク裁判』に投稿された感想・評価

不在

不在の感想・評価

4.6

百年戦争から約600年もの時が経ち、科学が神の不在を暴いた現在においても、我々は彼女の信仰を疑う事が出来ない。
たとえ神などいなくとも、彼女がそれを敬う気持ちに偽りはないからだ。

ドライヤーの『裁…

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shuki

shukiの感想・評価

3.9

終始、人物はウエストサイズで撮られ、同状況が繰り返されても構図を変えない。その結果、手と足と覗く目のカットが今作でもっともカメラが寄る瞬間になる為それが立ち上がって見える。
演技演出は客観的でありな…

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NS

NSの感想・評価

4.3
ドライヤー版を思い出さずにはいられなかった。

アプローチは全く異なるが、終始裁判のみを描いていることもあってかジャンヌに対する印象は似たものであった。

ブレッソンの中だとかなり好きな作品。

彼も討論に魅力を感じていたということが、ただただ嬉しい。時代考証とかどうでも良さそうな感じも良い。

いつものブレッソン節を期待したら肩透かしを喰らうが、その代わりに彼は人物の発話・対話に着目した。…

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benno

bennoの感想・評価

4.7

ロベール・ブレッソン監督作品…10作品目…。

先日鑑賞したカール・ドライヤー監督「裁かるゝジャンヌ』の感動冷めやらぬままに今作鑑賞…。

確かに!! この2作は双璧を成す傑作と確信…。


フラン…

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m

mの感想・評価

-
学部時代に見た ドライヤーと比較で見た記憶がある 
テキストを読む身体が、啓示を受け審判を受ける行為のそれに擬似的に近づくという、奇跡的に思えるようで、よくよく考えればごく自然な状態がある。

このレビューはネタバレを含みます

ロベールブレッソン3作目。ジャンヌ・ダルクという一人の人間の誠実さと強さ、ジャンヌ・ダルクを追い詰めようとする大衆と聖職者たちという構図がずっと続く映画。最後の火刑のシーン、冒頭のジャンヌの母親が娘…

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ドライヤーの作品と比較して、ジャンヌ・ダルクの描き方はこちらの方が好み 火刑の場面は炎の音だけが静かに響いていて、あっちとは対照的だけど美しい 観たばっかりだとどうしても比較しちゃうけど両方とも良いな
D

Dの感想・評価

-

ブレッソンの宗教観である受難が色濃く投影された作品。

あまりにも有名な史実をテーマにしながらも、らしさが光る削ぎ落とされた飾り気のない切り詰めた省略美(フィルモグラフィー最短の65分)、淡々と繰り…

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 ジャンヌ・ダルクに関する知識も乏しい。当時のフランスやイギリスにおけるキリスト教会への知識乏しい。

 けれど、観るものに印象を残すラスト。そして、飽きさせない裁判シーンはさすがであった。もちろん…

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