第二次世界大戦で、ドイツの暗号を解読すると言う極秘任務を負ったアラン・チューリングの話。彼が同性愛者だったこと、この任務についてイギリス政府は50年も秘匿していたことに驚く。彼は生きている間に功績を讃えられなかった。
アランの学生時代、戦時中の暗号解読、戦後にわいせつ容疑で取り調べを受ける時代を行ったり来たりして描く。カンバーバッチは、人と関係を築くのが苦手なアランを演じるのが天才的にうまくて、シャーロックぽさも感じた。傍若無人で最初はチームになじめなかったものの、軍部への対抗やマシンを使った解読で、マシューグードやアレンリーチらと心を通わせるシーンはすごくいい。
ジョーンを守るために離婚するシーンはとても切ない。ただ戦後にジョーンはアランを助けようとしていることから、きっと何があったのか理解してくれたのだと思ったが…
