『大英雄』とのギャップと、武侠ものというのとで、とっつきにくいかなと思ったけど、映像の美しさとキャスト陣の味、王家衛らしい脚色で案外観ていられた。
しかし元ネタもちゃんと知らないでいたので、観てから…
終極版は初見、カーファイらしい色調と演出で金庸作品に登場する西毒東邪におまけに北乞と独孤求敗とオリジナルキャラの盲目の剣士ら若かりし頃をオリジナルストーリーで一応武侠片、中心に西毒レスリーが語り手と…
>>続きを読む事前の知識ゼロの自分にとって、一度観ただけではストーリーの全容を掴むことは難しかった。
しかしウォン・カーウァイ監督の手にかかるとこうもノスタルジックな砂漠になるのかと感心した。
砂の一粒一粒がいい…
フィルム撮影の砂漠が美しい。
てっきり時代劇であんまり楽しめないと思ってたけど、そこはやはり王家衛、作家性が時代性を食い破って、恋する惑星や花様年華を彷彿とさせる武侠アクションロマンチック映画に見事…
これから他の作品も見直すけど、なんとなくウォン・カーウァイの最高傑作な気がする。前半だけテンポ悪いし話見えてこないしで大変だがそこを乗り切ったらどんどん面白くなる。画のキレ、特に色調が途中から見違え…
>>続きを読む砂漠の宿屋。“西毒”こと欧陽峰(レスリー・チャン)は殺し屋の元締め稼業を営んでいた。彼は白駝山に生まれ、早くに両親を亡くし、兄に育てられた。
彼は高名な剣士となる野望のため、恋人(マギー・チャン)を…