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ゴーン・ガールのmerrydeerのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.0
久しぶりに観てもやっぱり面白い。

ミステリアスな前半、狂気的急展開な中盤、ちゃちなホラーよりよっぽど強烈で恐ろしい終盤(と言うかオチ)。
特にその衝撃故にある程度記憶に残っていた中盤の急展開は今回久しぶりに見返して「あー、こんな感じだったな」と記憶が甦るというより、まるでトラウマがフラッシュバックするかのような感覚になりました。

ナチュラルクズで展開に翻弄されては狼狽する姿が哀愁すら漂わすベン・アフレック、溢れ出る変質者オーラが凄まじいニール・パトリック・ハリス、そして素晴らしきサイコ感とカリスマ性すら放つロザムンド・パイクという演者陣の見事なキャラ憑依感、デヴィッド・フィンチャー監督作と相変わらずシンクロ率無限大のトレント・レズナー×アッティカス・ロスの黄金タッグによる終始不安感を煽りまくりなスコアなど、見事なプロットの魅力に更なる強力な研磨が加わり、優れたエンタメ作にまで昇華されています。

女性との接し方を学ぶならゴーン・ガールっしょ!
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