このレビューはネタバレを含みます
移動と静止がキレキレ。途中なる鈴の音はやっぱり京都買いますを思い起こさせる。
能面を付けて遊ぶ二人は無邪気なのになんという虚ろな戯れなんだ…。最初に二人が一線を超えた時と二度目を和尚さん(?)に見ら…
マサオちゃんが快楽主義に基づく持論をでかい声で言うて自分の行いを開き直りつつ、それに押されてたじろぐお坊さんのシーンがおもろかった。ラジオ体操が流れるところの情事、凄いぜ。画もめっちゃかっこよかった…
>>続きを読む庭掃除男,寺,足跡石碑,丘,鎧男,父口論,石像,木彫り観音職人訪問,五重塔,美人局.返り討ち,風呂,石像写真集,能面被り,正座向かい合い,追いかけっこ,雨,襲い,親近,階段,青姦目撃,住職観音撫で回…
>>続きを読む反仏教的というよりは、“厳かなバッドテイスト”的映画のように感じた。
信仰に対してではなく、常識に対して提言しているんじゃないかと。
ただ、常識は宗教からきてるわけで、突き詰めると結局は反宗教という…
ロカルノ映画祭で最優秀賞を受賞した実相寺昭雄の一作目の長編映画。姉との近親相姦を軸に描いた虚無な人生の話。
70年ならではの独特なアングラ感とATGらしさ全開の暗いモノトーンな映像がマッチしている…
◎実相寺昭雄の日本三部作の一つ、デビュー作にあたる。「哥」と同じく実相寺らしい演出と雰囲気の作り。独特の効果音とバイオリンの旋律。
薄暗く迷路のような日本家屋。人物のズームアップ、畳に反射する光。
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こう、淡々と話が進んでいくから「多分こうなるんだろうけどなって欲しくないな...」って展開が結構あった。
物語の解釈をするには勉強が足りない気がするけど、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』でも見…
22-232-55
アップリンク吉祥寺
特集上映【和の匠・美術監督 池谷仙克の映画】
実相寺昭雄の劇場長編第一作(これで当時32歳とか信じられない。池谷仙克は29歳?!)。
ぐるぐる動くカメラワーク…