リーダー(救命士)、看護師、コーチと新体操選手という不思議な男女4人が、使われていない体育館を拠点に集まっている。
ヴェネツィア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞している本作、相変わらずのヨルゴス・ラ…
ヨルゴス・ランティモスの「籠の中の少女」の後の作品。
家族を亡くしたばかりの遺族の哀しみを癒すために故人になりきるサービスを提供するという、救命士、看護師、体操選手とそのコーチの4人。
そのチーム…
"演じること"についての映画であり、ぎこちない身体性の映画。滑稽だが切実で、居た堪れない。物語の素晴らしい円環を担うダンスや、"演技"の動作は勿論だが、一方では初老の男女の日常の中にある性生活、ごそ…
>>続きを読むコーチと教え子、リーダーと部下、支配者の被支配者構造
支配下で自我が芽生えるも、支配には勝てない、もしくは、支配から抜け出せてもそれ以外での生活の仕方を知らない。
不条理ドラマ。
やっぱりヨルゴス…
今まで観たランディモスの作品に共通して言えるのは現在地に居場所の無い人のもがきを描き続けていることだ。
病院のベッドで寝たきりの女の子にラケット持たせてテニスするところは笑える。
新体操のバトンで…
〈死んだ人間に成り代わって遺族の悲しみを埋めるサービス団体“Alps”〉
他人の代替者を担うことによる遺族からの服従。組織からの服従。やはり本作も、ほかのランティモス作品よろしく、ある歪なルール…
「籠の中の乙女」・「ロブスター」・「女王陛下のお気に入り」などの名作を世に送り出す、今(自分の中で)最も注目度の高いヨルゴス・ランティモス監督作。
日本未公開。
ほんと奇妙ですね、この監督・・・w…