危険なプロットの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『危険なプロット』に投稿された感想・評価

lento

lentoの感想・評価

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主演したファブリス・ルキーニという役者が、エリック・ロメール作品から出発していたことを思わせるものであり、また、物語る器に注がれた水の表面張力を見るような思いもした。

フランス映画の1つの伝統とし…

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Zzz

Zzzの感想・評価

4.5

これが芸術においてのフィクションとノンフィクションのせめぎ合い?葛藤?なのか

好奇心が規則を越えることへの恐怖が常にありつつクロードの作文がテンポよく進んで行くから制御できないジェルマンの好奇心と…

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よく考えるとそんなに大したことが起きてないのに、すごくスリリングで先が気になる。
美少年を撮らせたらオゾン監督の右に出る者はいない。

最後のオチにすべてが懸かってる映画。

入れ子構造である本作は、学生が書く小説に教師が登場する中盤から面白くなる。

というのは、それは小説内の出来事か?それとも映画内の出来事なのか?虚と実が入り混…

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ろろん

ろろんの感想・評価

3.9

先生がクロードにのめりこんで行く様子が面白かった。文字だけの妄想なのか、文字通りの現実なのかがわからなくなる感じもとても知的で危険だなと感じた。作家って凄いけど、凄いところまで創造してたりするから恐…

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出来が良すぎる。クロードの描いたプロット通りに心を動かされて、狂気感じるラストまで一気に持ってかれる映画。

なんか何でか知らんけど心の奥底にあるNTR願望みたいなのが呼び覚まされそうになった

人…

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hiromi

hiromiの感想・評価

4.0
最後、先生の奥さんのベッドからこちらを見つめるクロードの目付きにゾッとした。
ジトッと張り付くようなクロードの観察眼に、若干の恐怖と止められない興味が沸く。

クロードをみていると魔性と純粋の両方を感じられる。
ジェルマンとクロードに疑似親子や、自分の欲望の反射をみることができて面白かった。

クロードの書く小説の中身だけでなく、ジェルマンとクロードのやり…

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at

atの感想・評価

4.0

スイミングプール以来のフランソワオゾン作品。
テーマがおもしろく、最後までスリリングな内容だった。
端正な容姿、才能、ミステリアスな一面、性癖などをもつクロードのインパクトはなかなか忘れられそうにな…

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先生の行動が色々ありえなくてつっこみたくなるけど内容的にはなかなか面白かった。「いい結末は読み手を驚かせつつ他の結末はありえない事」というセリフのせいでラストのハードルがあがりすぎた。

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