Solo1968

永遠の0のSolo1968のレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
2.4
見た理由
→庵野シンゴジラのプレッシャーからの次作のゴジラ-1の盛り上がりと、当然出てくるワードの
このゴジラは永遠の0の、○○版だよ←もちろん良い意味での評価の声

山崎監督
→ すぐに思いつく人でなく(私は映画に詳しくないので)、、恐縮だが、「三丁目の夕日」はソフトまで買って何度も観た作品だったが、当時 監督さんの事を気に掛けた事は無かった。出演者の方しか気にして無かった。

感想
→もちろん、誰にでも分かるように 戦争であり、特攻という狂気の沙汰、、家族愛とは?国のためって?という、、いくら生きにくい現代であれ、この時代を教科書や映画や書物でしか知らない自分にも 改めて 胸が締め付けられる思いは感じるものの、やはり多くの人が感じるであろう エンディングの あのシーンが単に
戦争って、、特攻って、そんなのないだろ の気持ちをたった一秒で覆すほどの監督の思いがあり、自分も放り投げられてしまった。

岡田斗司夫

良くも悪くもこんな時代はこのアプリのように、作品の考察は数秒で無数に調べられる。そんな中、岡田斗司夫さんの当時の解説の動画を見る事でエンディングにおける謎のシーンの彼なりの解釈を聞くことで、ようやく納得できた。
映画は、もちろん観た人の感じ方なので、それが答えと言うことではないのは承知の上でも、僕にはそれが、なるほどと思えた。

逆に岡田斗司夫さんの動画を見ていないと ずっとモヤモヤが残るはず。

原作では絶対に表現出来ない 凄い解釈をラストにぶっ込んだ 監督さんの魂があの一瞬に吹き込まれたようなシーン。皆さんはどう捉えたのだろうか。

零戦
→大戦機でもイギリス軍やアメリカ軍 そしてドイツ軍の飛行機は何の抵抗もなく そのデザインには惚れ惚れするものがたくさんあるが、どうしても、我が日本の国旗のある飛行機は何を見ても その国旗の重さが先に来て、飛行機の機能美には想像がいかない。

本作でも事細かに再現して制作された実物大の模型然りVFX における優々たる飛行シーンもやはり、赤と白のあのマークが、重すぎて、、。

義務教育のみで知った程度のほんの薄っぺらい戦争における日本人の状況。自主的に積極的に何ひとつ調べたりした事もないのに、ここまで、本能に何かを焼き付けているのは、良くも悪くも凄いことだなと。
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