菩薩

ラブレスの菩薩のレビュー・感想・評価

ラブレス(1981年製作の映画)
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ハーレー、コルベット、コカコーラ、アメリカンダイナー…アメリカの表象みたいなもんが次々に出てくる割には最後までアメリカ映画らしくないと言うか、ジョン・ルーリーが音楽(?)をやっているのもあってかアンチと言うより似非とかフェイクなんて言葉が浮かぶ。アートに振り切っている訳では勿論ないし、だからと言って商業的に分かりやすい映画でもない、停滞、そして終焉の映画。ケネス・アンガーって言われるとちょっと「あぁ」みたいな気持ちになるが、とにかく異様でシュール、終盤の繋ぎなんて観ててちょっと不安になる。そこに愛はあるのかい?と言われたら確かにない、マジでなんだこの映画…。
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