違国日記4巻で槙生ちゃんがえみりに貸すやつ。現代よりも差別も偏見も根強い時代に戦い愛し支え合った女の物語が現代をなぁなぁに生き抜こうとする戦わない女をエンパワーメントしていくお話。名作然として普通にいい話だがサラッとカニバリズムが入ってくるのがヤバい、むしろその解体シーンが見たかったと言うか…。語られる時代が時代だけあって窓の外にKKK大集合！のシーンなんてめっちゃ怖いし、無言で鞭打たれながら吐血する黒人も怖い、女の規範から逃れることは良しでも黒人は絶対にそれから逃れることは出来ない時代。ただメインテーマはやはりシスターフッドであるし、それ以上に人と人の結びつきを描いたヒューマンドラマとして収まりも非常に良い。蜂の巣に手突っ込む場面凄いな、普通に刺されるだろあれ。共同親権を語る上でも観ておいて損はない。
