このレビューはネタバレを含みます
木立の一本道を去るジルの後ろ姿、ジルと別れたロルフが一本道を車で帰宅する場面転換。
ヒルクリスト家の父上が窓から主観で見つめるセンチュリーの土地、引いてくとそれが競売のポスターだったっていう場面と…
話運びが格段に滑らかになっており無駄のないよくできた娯楽映画としてまとまっている。
工場建設のために土地の買収を進めるホーンブロワー家と古くからの土地と景観を守ろうとするヒルクリスト家の間の諍いを描…
「映画術」では、トリュフォーは「あまり覚えていないのですが…」と言い、ヒッチコックは「乗り気じゃないのに作らされたから、この作品は特に言うことはない」みたいなことしか語らない、影の薄い作品のようです…
>>続きを読むヒッチコック監督がイギリス時代に撮ったシリアスな人間ドラマ。
ホーンブロウ家とヒルクリスト家の土地をめぐる争い。当初は互いの権利を主張し合うだけだったものが、しだいに駆け引きをともなったイカサマ勝…
このヒッチコック映画、トーキー作品である。
初期作品であるが、なかなか面白かった。
タイトルの「スキン・ゲーム」というのは「いかさま勝負」の意味。
物語は、成金一家ホーンブロア家の息子ロルフが、…
徐々に大義を忘れて、恥の塗り合いと化していく利権争い。戦争の縮図としても、上流階級の没落というプリミティブな悲劇としても、かなり完成度は高い。
若い命と引き換えに、とある老人の生活だけが救われた、…
スキン・ゲーム(詐欺師、イカサマ)
ヒッチコックの作品の多くはスッキリする終わり方だがこの作品は違う、悪い意味で引きずってしまうちょっぴり胸糞な内容です。
いかさま師と戦う主人公達は最初は紳士的…
観客を思う時、最良の手がかりとなるのは、あなた自身がかつて幸福な映画ファンであった記憶だろう。その悲しい記憶を大切にしなければならない。それは映画が大衆娯楽であり得た時代のギリギリの記憶かも知れない…
>>続きを読むオープニングをみた時は、ロミジュリみたいな話?と思ってたら、違った。
ある意味、今の環境破壊にも通じる話。
自然保護派と、利益優先派の戦いに巻き込まれた、哀れな女性の話。
その女性も、好きでやった…