【貴重なソ連サイレント映画】
(以下は2005年に書いたレビューです。)
ソ連の映画監督アブラム・ロームが1927年に製作したモノクロ・サイレント映画。
商業映画館ではなく、某大学の講義室に…
男2人と女1人がひとつ屋根の下で繰り広げる三角関係モノだが、ベッド(2人用)とソファ(1人用)に誰が寝るかで3人の力関係を雄弁に描いており面白い!。終盤は女性が1人で逞しく生きる女性映画の側面が強く…
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批評家と研究者からはフェミニスト映画だと評されているらしいけど、ロシア映画であるということと、女が出ていったあと最後に男二人が一つの鏡のなかで「俺たちって悪者っぽくない?」って言って見つめあうあたり…
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ほとんど部屋の中だけで男女のパワーバランスの変化を描いている。金がないからそうせざるを得なかったのかもしれないが。
冒頭のシーンで男たちが外から部屋にやってきて、後半に部屋で窓の外を見つめる女が…
ロシア産NTRサイレント。トランプのQとJを重ねるラブシーンが斬新。基本ワンシチュエーションだけど1920年代モスクワの住環境や街並み、建設現場、印刷所、航空機、映画館まで見れて飽きない。部屋の居心…
>>続きを読む若い夫婦のもとに一人の男が同居し、やがて三角関係に発展していく…という同時代のルビッチを思わせる映画。こういう内容ならアメリカやフランス映画ならば三人の複雑になっていく関係を軽快にライトに描き、危う…
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モスクワで暮らす若い夫婦のもとに、戦地で知り合った夫の友人が居候としてころがりこみ、三角関係になってしまう。というお話。
1927年のサイレント映画が驚くほど現代的。
差し込まれる字幕はあくまで補…
アブラム・ローム監督作品。
モスクワで若夫婦が住んでいるところに、かつての戦友が居候することになり・・・という話。
『カメラを持った男』でもそうだけど、モスクワの街並みが魅力的。人がいっぱいいて、…