1965年公開の、邦画初の"総天然色"SF映画。
UFO(円盤)の目撃が相次ぎ小さくも不可解な出来事が多発する状況の中で「少ないデータから軽々しく憶測は言えない」と地道な調査を続ける科学者達、地球人に擬態して潜入する異星人達とのファーストコンタクト、知らされる地球の危機とその期に及んでなかなか連携できない世界に、やがて訪れるディザスター描写……と、かなり本格的に「SF」を志向したらしい展開はなかなかに骨太で面白く観れたんですが、肝心の起承転結の「結」がえ?と拍子抜けするくらいに定義通りのデウス・エクス・マキナだったのは本当に突然どうしちゃったの?という感じでとても残念でした……。
ただ岡本太郎デザインの異星人、"パイラ人"が観たら絶対好きになってしまうくらいにめちゃめちゃキュートなのでw、話の締め方はそれはそれとして是非一度ご覧になっていただきたい作品ではあります。