ロジャー・コーマン監督の最高傑作とされ「第七の封印」(1957)と比較して論じられる一本。ポー原作怪奇映画シリーズ全8作の7作目。撮影は後に「赤い影」(1973)を監督するニコラス・ローグ。ヒロイン…
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かつては移動型だったサ⚫ット会場は赤死病の蔓延で北極の固定サ⚫ットと化した。要塞化し庶民は感染者非感染者問わず全く近寄れなかった。世界は収容所化しサ⚫ットは庶民をワクチン開発や矯正改造手術のモルモッ…
>>続きを読む赤死病とはその名の通り全身が真っ赤になって死に至る病のことらしく、その設定から赤を死のカラーとして捉えたオカルトホラーだけど面白くもなくつまらなくもないというパッとしない印象だった。城の中で傲慢な国…
>>続きを読む撮影監督のニコラス・ローグによる赤を強調した映像美が印象的だが、ロジャー・コーマンの原作解釈が怪奇映画の枠組みを超えた前衛的なレベルにまで作品の完成度を押し上げている。
神の喪失というイングマール…