すなさんの映画レビュー・感想・評価

すな

すな

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

4.1

もっとアイデアがほしい
主人公のサメに対する思いがいまいち伝わってこない。人間のお話としての見せ場がないから活動家がいなくなった後は少し退屈だった。あのラストなら最後まで絡んできた方が面白かったと思う
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ホステル3(2011年製作の映画)

4.4

これまでの作品をフリにした先の読めない展開が普通に面白かった。
運営側はあくまでガラスの外で見物する富豪にショーを提供することが目的で、盛り上がるなら依頼人でさえショーの一部に取り込んでしまう残酷な構
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TAKESHIS’(2005年製作の映画)

4.5

自意識的な臭みのない孤独と破滅願望に惹かれるからたけし映画すきなのかも

駅馬車(1939年製作の映画)

4.4

マッドマックスだ
馬車に乗り込んでくる人物の設定が濃い。街を追い出された娼婦、横領した金を持って雲隠れを企む銀行家、銃の扱いに慣れた賭博師、軍人の夫を追ってはるばるやって来た妻、アル中の医者、成り行き
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関心領域(2023年製作の映画)

-

音の響き具合が絶妙に不安になる
カメラが殆ど動かなくて箱庭みたいだった
終盤で物語としては禁じ手に近いことしてたけどそこ良かった
小さい頃の嫌な思い出が蘇った。じっとりと凪いだ夏の日の朝、河原で捕まえ
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.3

落書きから始まった窓枠の絵が数百年の時の流れの中で意味を削ぎ落とされてただシーザーのシンボルとして扱われてるのグッとくるな〜。
1作目リスペクト多し、あの人形やっぱりゾッとする。
ランタイムの割にあん
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.5

こうやって紡がれてきた歴史が「続・猿の惑星」に繋がると思うとやりきれないよ

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.6

おもれー
攻撃的な行動を取る者たちのそうでない一面を描くことで、覚悟の重みが際立っていた。
拡声器がないと騒ぎが鎮められないってセリフにハッとした。昔は声量のある人じゃないと偉くなれなかったのかもしれ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.6

出来事よりも感情の整合性が優先されるのが物語のいいところ!
人間とはを問うような割と観念的なSF要素が比重を占めていた前シリーズからグッと娯楽性が増して、画とキャラクターで物語に引き込んでいく力強さ
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最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

4.3

時代的な背景もあってか戦闘が嫌に長い
ゴリラ達が野蛮とかを超えてただの馬鹿なのがあんまり良くない。ただ、単純な二項対立に陥らないところがシリーズを通しての面白味でもあるので、リブート版ではどうなってる
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

4.5

夜が多くてかっこいい
人間らしさがあるように猿らしさもあるんじゃないか

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

4.2

設定に大変ロマンを感じたが、いかんせん退屈だった

猿の惑星(1968年製作の映画)

4.7

めちゃおもろSF
人形が喋った時にSF特有のゾワゾワを久しぶりに感じたなあ。いつぶりだろう。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

青木崇高の印象がずっとるろ剣の左之助で止まってるんだけど、変わりつつある。
虎舞竜のくだり悪いよなあ、完全にそう思ってしまってた自分を痛いほど意識させられることも含めて。真実だけじゃ人は救えないし、伝
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.7

寄った顔が映画すぎる。彩度がない時代の瞳の輝き。
チャップリン本人のナレーションは賛否あるだろうけど、悪者が唐突に死ぬシークエンスで、普通だったら視聴者が置いてけぼりになりそうなところに、「悪が栄える
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ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カット(2001年製作の映画)

4.1

長いのは一旦いいとして、やりたいことが詰め込まれてるのに燃えるところがなかった

悪は存在しない(2023年製作の映画)

-

良すぎ
主人公の、無機質のように見えるけど内では何かが渦巻いてて突発的な衝動によって破綻していく人物像が、黒沢清の映画に出てくる人達に似てた

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

4.2

白石晃士がこの一連の映像を世に公開したかった真意がまだよく分かってない!
撮影の必然性問題は熱いパッションで乗り越えてほしい。

異人たち(2023年製作の映画)

4.7

こちらからはどうしようもない深い痛みを抱えた相手に、(あなたの事を100%分かってあげられないけれど)それはそれとしてっていう向き合い方で接するの難しい。なんて言ったらいいか全然分からない。分かりたい>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.5

ブラムハウスってよりA24
越えちゃダメなラインを明確に越えてしまった瞬間のあーあ感はワンカットならではの凄みがあった
手持ちカメラのワンカットはどうしてもモキュメンタリーを意識してしまってなんかもど
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.6

テレビで主人公の危険を知ってハッとしたり、テレビに向かって声援を送ったりするやつ泣ける
悪いやつが悪いやつすぎ!

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

つくづくアダムウィンガードって変な監督だと思う。作家性になり得る要素が散りばめられてはいるけど、そこに対する拘りが全く感じられないし、面白くなればなんでもOKって訳でもない。ひたすら秀才の人。天才じゃ>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

4.5

アイデアが詰まってるし、主役が一番脂のってる時のジムキャリーだから全体的にかなり楽しいけど、キャメロンディアスの煌めきがその全てを喰っている。すげー。

競輪上人行状記(1963年製作の映画)

4.6

おもしろい、顔顔顔
やっぱいい映画って食事シーンあるよなー。カット割りの間が心地よかった。昔のフィルムの事情なのか贅沢に時間を使っていて、それだけで豊かさが感じられる。バツバツ切っていく最近の映画の方
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい
初めての処刑ですこしだけ安堵したようにみえる表情が良かった。
ミアゴスの顔面力ってなんなんだろう。眉毛が無い以外にも何か引力がある。
最後もう人間が痛めつけたら動かなくなるだけの肉にしか見
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オペレーション・ゴールド(2023年製作の映画)

4.2

なんかチグハグだけど面白くなりそうな要素はしっかりと散りばめられている。おそらくチャックラッセルの功績だろう。ストーリーというより出来事の羅列という印象が強かった。父親を殺された息子と父親の元相棒がタ>>続きを読む

13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

4.1

裸になって重なる男女をマットレスごと槍で貫いたらかなり面白い画になると思うんだけど、瞬間の表情とマットレスから突き出た血みどろの矢じりだけ映して、さらっと次のシークエンスに移動したのは勿体なさを感じた>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

-

全ての出会いと別れに謝謝
分かってるのにどうにもならない自分の面倒くささに傷付くって誰にでもあると思うけど、こんな赤裸々な形で目の当たりにすると泣いちゃう。眩しすぎる。
当時も今も周りのことなんて全然
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

映画おもしろい!
ソーシャルネットワークを3時間やってて疲れた
にしても思い返す度に面白くなっていくなあソーシャルネットワークって、サントラ聴こう