無知A

サンゲリア2の無知Aのレビュー・感想・評価

サンゲリア2(1988年製作の映画)
3.1
生首だけで襲いかかってくるゾンビや、噛むことを忘れて打撃に徹するゾンビ。喋ったり喋らなかったり、走ったり走らなかったり、設定は正直めちゃくちゃなのだが、どこか笑える内容だった。アウトブレイクは、『バタリアン』を彷彿とさせる煙による感染劇であり、既視感はあったものの、鳥が引き金になるというのは意外性を感じた。

さて、今作は監督がルチオ・フルチという事で、やっぱり、とことんグロテスクな描写が続いた。最後の部分はともかく、概ねのシナリオも魅力的かもしれないが、スプラッター映画としての要素が濃く、まさにこの監督の作品だなと感じられた。グロテスクなあまり、万人受けはしないかもしれないが、スプラッターホラーとしては、表示されているレビュー点数以上に魅力的な内容だった。


(内訳)
面白さ 3.2
学び 2.9
構造 3.4
無知A

無知A