無知A

ぼくたちと駐在さんの700日戦争の無知Aのレビュー・感想・評価

3.5
仲間との青春といえば、まさに今作のようなものだったと言える程に、ノスタルジーを感じる作品だった。若いからこそ出来る無茶を目の当たりにすると、羨ましい反面、哀愁も感じた。

今作は市原隼人に、麻生久美子や賀来賢人、竹中直人など大物が揃い踏みだった。そして、その中でも、佐々木蔵之介の存在感が一際光っていたように思う。ママチャリ(市原隼人)らのイタズラには、確かに腹を抱えるものが多かったが、それに対する駐在(佐々木蔵之介)が魅力的だった。彼の演技が好きな方なら共感して貰えると思うが、あの絶妙な感情表現やオーラは今作でも確かにあった。

総じて、今作は深みや意外性があるという訳では無いが、見ていて心が安らぐ良い作品だった。あの頃に戻りたいなと、ただただ感じさせられる作品だった。


(内訳)
面白さ 3.7
学び 3.2
構造 3.7
無知A

無知A