スティーブン・キング原作映像化の中でBESTに入る映画
人間極限まで追いつめられると
こうなるんだなとヒシヒシと感じる
小説だと途中で話が終わっていて
どうなる❓となったけどフランク・ダラボンがいい意味で後味悪くなるようなラストに仕上げた
大筋はラヴクラフトのクトゥルフ神話
大挙してあちら側の世界からモンスターが軍の実験で霧に紛れてやってくる
そして珍しく宗教観が入っている
極限状態になると藁を掴むかのように誰かにすがりたくなるのが人間かもしれない
普通なら大人数で残るより少数で行動する方が助かるはずだが今度はその逆を攻めてきた
それであのラスト嘘だろ❓とこんな風なオチになるなんて
あの決断は正しくなかったのか( 'ω')?
原作では車に乗ってとりあえず霧の無い場所を目指し🚗³₃途中ガソリンスタンドにより給油してる時にもモンスター達が忍び寄るという読んでいてハラハラする部分があった
でもこの先の話しがこうなるなんてどんでん返しだった
スーパーマーケットのシーンは原作通りだった
パニックになれば誰が正義で悪なのか分からなくなる
それをちゃんと描いてた所も良かった
キングは何気に途中で終わる話が結構あったりする
読者にラストを委ねる事で自分なりにハッピーエンドバッドエンドにすることも出来るからだ
ホラー映画でも曖昧な終わり方が多い
遊星からの物体Xがいい例だ
後はジェイソンやフレディも倒したと思って油断させたりしている
モンスター映画でもこういうオチが多い
俺としてはやはり曖昧の方が好きだが
この映画はちゃんと描いている方が好きだ
キングも何気にモンスター物が好きなんだなと思う作品だった