有馬稲子のどこをとっても絵になるふてくされた無防備な佇まい、原節子の男らしいほどに毅然とした立ち居振る舞い、山田五十鈴の自分のためだけに生きてしまう悲しいさがをもつ女性の見せ方、杉村春子の設定に溶け…
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2023/08/11
山田五十鈴演じる出奔した母と有馬稲子演じるその娘が物語の主軸となるが、結局父親役の笠智衆に目がいってしまう。笠智衆の佇まいと一言一言から滲み出すパパ…
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□物 語 ★★★★★ ★★★
□配 役 ★★★★★ ★★★
□演 出 ★★★★★ ★★★
・テ ン ポ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
・喜怒哀楽 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
・ドキドキ ☆☆☆☆☆ ☆…
今まで観た小津安二郎作品に比べると暗くて辛い話だった。
有馬稲子演じる次女明子の苦悩が胸に刺さり、観ていてずっと悲しかった。
原節子演じる姉孝子は優しく寄り添おうとしていて、いつもの原節子だなーと安…
あまりにも時代が早すぎた作品だったんだろう。徹底して女性の視点を描いており、共通する男性の「聞くことをしない」「独りよがり」「無責任」の姿。中華屋のシーンは結構凄い演出だと思う。小津ではあるが、どこ…
>>続きを読む暗くて不穏。
家族の日常を繊細な描写で、かつちょっと可笑し味を含んで描く小津の他作品とは一味違う。とことん暗くて、笑いどころなど一つもない憂鬱な作品。
両親が離婚し、男手1つで育てられた姉妹。そ…
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