当時のパリの庶民の生活感が伝わってくるのがよかった。最初の工場のシーンの作業やアパルトマンの屋根のアンテナを修理しに行くときの、話の大筋とは直接関係しないところの小さなサスペンスみたいなものが気にな…
>>続きを読むモンタージュが階段でキスするだけのことでもイカすし、手とか機械とかのショットが穴っぽさを出しているんだが、穴には及ばず。少し展開がくどい。でも男女のいちゃつきをこんだけ見せつけられても、キスシーンで…
>>続きを読む「穴」のジャック・ベッケル監督作。
・第二次世界大戦が終結して間もない、1946年製作のフランス映画ですが、凱旋門を望むシャンゼリゼ通りなど、破壊を免れたパリの街並みは綺麗ですね。
・序盤の製本工場…
立て続けにベッケル鑑賞。なんというか、みんなバカだな〜という感じで微笑ましい映画だった。「金が無くても幸せ」というか「こんな成金のすけべオヤジより貧乏で間抜けだけど誠実な今のダンナのほうがマシ」とい…
>>続きを読む一寸間違えば指を落とす、機械が機械であることをすっかり忘れている我々には新鮮な、恐ろしい裁断機でガッチリ掴んでからのテンポの良さ。アゲサゲ自在の濃密な構成にグルーヴすら感じた。
そしてラストのギャグ…
このレビューはネタバレを含みます
ベッケルのしあわせの宝くじ
2009年5月26日 13時46分レビュー
1947年カンヌ映画祭グランプリ。ジャックベッケル監督脚本(他二名)
本当にハッピィーな作品(…
ジャックベッケル監督1947年カンヌグランプリ作品。
脱獄映画のド傑作「穴」やフィルムノワールの秀作「現金に手をだすな」、画家モディリアーニの伝記映画「モンパルナスの灯」に続いて4作目の鑑賞。この…