大阪の宿に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『大阪の宿』に投稿された感想・評価

080き080

080き080の感想・評価

3.0

「今の世の中、金、金、金だ。一体、人はどこへいってしまったんだろう……」

(お金に困っている女性に対して)「君とは住む世界が違う」

のセリフが、同じ人物(主人公)から発せられることに戸惑う。その…

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市井の人々の生活を静かに描き出す作品。ちょっとした不幸も笑いに出来るように生きていきたいなぁ。
メッシ

メッシの感想・評価

3.7

重役を殴って大阪に左遷させられた男と、その定宿に働く女達の小さな不幸せの話。

のっけからダウナーな佐野周二の魅力にやられる。

人を信じて裏切られ、だんだん地に足をつけていく真っ直ぐな周二がたまら…

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Tuberkuru

Tuberkuruの感想・評価

3.8
みんな生きづらさを抱えながら生きている。最後の三田の送別会に心温まるものを感じた。
あと、昔の大川周辺は何もなかったんだなあ。

貧しさからくる不幸と闘い、1日1日を淡々と生きる事の大切さと難しさ。

戦後の時代が変わりつつある都会で、ただ生きる事すら難しい中で、自分の不幸を笑い飛ばしながらただひたすらに生きていく。

『頼も…

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efn

efnの感想・評価

3.8

 悲劇と喜劇の境界でギリギリ踏ん張って、最後にサラッとした余韻で残す。借金に喘ぐ女中、男に搾り取られる女、祖母が新興の法華経にはまり金に困っている女、金、金、金。労働者階級の劇なのに重くも軽くもない…

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戦後9年、もはや戦後ではないといわれた時代。当時の大阪が舞台なので興味深く観た。まだまだみんな貧しい。佐野周二の悩めるサラリーマンの姿と対照的な宿の従業員の交流が、歯痒いけどじんわり滲みる。

主演は佐野周二、助演に乙羽信子、水戸光子ら

【あらすじ】
東京から大阪へ転勤(左遷)して来た佐野周二は、とある宿を拠点にすることになります

その宿は女将の三好栄子、女中の水戸光子、川崎弘子、左幸…

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日継

日継の感想・評価

4.5

頭おかしくなる前の新東宝創立七周年記念作品。

乙羽信子演ずるうわばみが、映画全体をピシッと締めてるな。
一見地味でなんとも言えない印象を受けるが、良くできてると思う。
「拝金主義への反抗か、諦観か…

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c5

c5の感想・評価

3.9
五所平之助の作品を見てみたくなって。

ありきたりな表現だが、「人間」を描いた作品だと思った。

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