080き080さんの映画レビュー・感想・評価

080き080

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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

低体温に見せておきながら、あったかい。あ〜カウリスマキ。思わず笑み。

ウィンクできてないやないの。愛らしいな〜。良いなー人ってそうよねと人間讃歌。

『デット・ドント・ダイ』かーい、とツッコむ。

美しき諍い女(いさかいめ)(1991年製作の映画)

3.1

劇中のアーティストの気概を、監督の念のように受け止めた。

エマニュエル・べアールの存在がなければ成立しない。それぐらい彼女に支えられている作品であった。

欲望(1966年製作の映画)

3.6

見えたはずなのに、見えない。

テニスシーンですべてが物語られるなんて。高々とカメラが引いて、ストンと終わる。テニスボールが放たれたみたい。

あのライブシーン、ヤードバーズやったんや。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

鬼太郎父・母、令和バージョン。

古の価値観、空気感が現代アニメに落とし込まれていて、面白かった。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

キャラの解像度の高さ。

アニメでの大仰な表現も、するんと具現化していて、愛なんだろなー。ふふふ、となる。

土曜か日曜、昼帯の再放送でお馴染み。シティハンター&ルパン。濃ゆい時間だぜ。

フレンチ・ドレッシング(1964年製作の映画)

3.5

オサレな映像。ずっとピョンピョン跳ねてるなかで、たまにラブふんわり。そこにわかりやすい笑いを添えて。

ジャック・タチ風なオーダー制作だったそう。あくまで「風」。

四十四にして死屍死す(2023年製作の映画)

3.0

「ペントハウス」に似たようなエッセンスもあるな。影響受けているの?

と思った。

ちょっぴとリズムが合わなかったな…

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.3

ファンキーファミリー物語。

監督の恨み節に聞こえた。

劇中のセリフ、「これは作品へのブーメランでは?」。敢えてなのかな。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.2

ワンちゃんの演技が衝撃。ギョッとした。

真実を浮かび上がらせるために、あんなにも何もかもをさらけ出さないとならない。

今後の彼らのメンタルが心配になった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

毎日が、毎週が、積み重ねていく日々が完璧な繰り返し。けれど同じ日はない。

木洩れ日のような暮らし。

気に入らないのは破っちゃうんだな〜選別はするんだよな。彼の選んだ生き方ってことだものな。

帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

3.2

フォークルお三方の演技力、この作品には合っているのでは。感情の温度感が迷走している方が、摩訶不思議さをより醸している。

正欲(2023年製作の映画)

3.1

すべてがわかるとは思っていないけど。もう少し描写がほしいような。

巻き込んだあの人は、装っていただけなのか。そこに加えての嗜好なのか。

市子(2023年製作の映画)

3.3

森永悠希、役にハマり過ぎ。強い想い先行で、ひとり突っ走る感じ。巧みだな。

負の連鎖が、サイコパスを生んだのやな。

全世界どこでも電話(2023年製作の映画)

3.2

思い出の軸、ライフスタイルの中心は「携帯電話」「スマホ」。

香港はLINEでなく、WhatsAppなんやな。

「香港では、電話を貸してくれる人なんて居ないよ。意地悪だからね」と監督がトークショーで
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.0

詰め込みが過ぎる。

何十年か後、「そんな時代もあったね」と観ることができるのかも。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.2

イメージと現実の乖離。ラストにもうひと押しで、大笑い。

見聞きする範囲でしか考えが及ばないけど、かなり長いこと言われているようなテーマかと思うところ。

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.7

「ジェリコの壁」

ラブコメの教科書的な作品。テンポが良し。『ローマの休日』にも通ずるとは。

ヒロインが逃亡を図り、海へ飛び込み泳いでいく姿が強烈に残っている。とても力強い泳ぎ方。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

会話がメインの密室劇。

鑑賞者がこれまで得てきたカルチャー体験、生活環境、人生経験によってすべてのシーンの衝撃度が変わってくるんだろうな。

エンディング。あの扉を開けた後、主人公にどんな今後が訪れ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

2.8

監督らしさ、ゼロではない。真っ直ぐに取り組んだ形なのは伝わる。

マッチング(2024年製作の映画)

3.0

予定調和に見せ掛けて、最後まで仕掛ける。「と、思ったでしょ〜からのー」って脳内でコールする。

部屋の背景が映り込んだ写真をプロフィールに使うなんて。あかん。背景は選ぼう。

斬る(1968年製作の映画)

4.0

カトゥーンアニメのような動きをする高橋悦史の手足。コミカル。オープニングの緊迫&オフビートな雰囲気に引き込まれた。

役名と演者を把握しきれず、関係値もフワッとたまま観てしまったが面白かった。

若者
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ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

3.3

フガフガおじいちゃんキャラに笑う。

野球でケリをつける。にぎやかで面白い。

スポーツで解決・発散できるなら、それで良い。

ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.4

兄妹という設定も「義理」からなのかー。

「ヤクザ」の由来も知らなかった。負けの数字の合計。

間接的に、サニー千葉が羽ばたくキッカケをももたらした作品と知る。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.3

扱うテーマ、役者、作り手の意気込みはビシビシと感じた。

キャラクター設定がうまく作用していないように感じた。もしかしたら、予定変更で削ったとこもあるのかな……。

現代の竹槍や鍬は、SNSだなと思わ
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.2

気持ちを吐露する手段、ほんま大事。

撮り方なのか、なぜか映像がのっぺりした印象。

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.0

ミセス・ハリスというファンタジー。ミセス・ハリスというファンタジー。ミセス・ハリスという……と、何回も唱えて観た。

原作は展開が異なるらしい。

衣裳が美しいのはさることながら、メゾン内外をも堪能で
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悪女(2023年製作の映画)

3.2

日本で起きた事件がモチーフ。似た容姿に近づけるとは。

木嶋さん似の方とキャスターの方、選択肢は同じ。動機は異なる(と思うのだが)。そんでもイコールにカテゴライズなのかしら。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

失意のどん底に堕ちクサクサするから、
お酒飲めないのにウィスキー、はじめてのシガレット。

若かりし頃、似たようなことしたな……と、ちょっぴり笑ってしまった(主人公と状況から違うけど)。

マイナスの
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.3

哀愁。

サックス演奏が、より孤独感を醸す。

部屋の乱れは心の乱れ。焦燥と刹那が混在。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.7

画力。

実験シーンは、歴史資料を観ているような気分になった。その場の空気を想像し、感じ取るような。

ラストの昂ぶり。ドラマティックに映し出され、惹きつけられた。