「母親の気持ち」
大正から終戦までの軍人家族の様子を描いた作品
女中に手を出しておき、保身のために妻としたにも関わらず、家では女中同様の働きで、正妻の子しか自分の子として認めない中、屈折した家で…
芥川也寸志作曲のパイプオルガン、あってるんだかあってないんだかわからん。
(前妻の息子)西田昭市と近藤宏(絹代の息子)南原宏治と中村嘉葎雄なの天才的な配役
三國連太郎、機嫌が良い/酔っている時がその…
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時代を感じる作品。
女の人は貧しさ故に女中に、そこで主人に手をつけられて、孕んでしまう、、
前妻が亡くなったので、本妻に
でも地位は上がらず余計に苛められる。
しかし、田中絹代はなんて演技の幅が…
このレビューはネタバレを含みます
軍人家族の俗物家長と、手籠にされた女中の半生記。
性別分離の激しいイスラム原理主義もかくやといった、ジャパニーズ男尊女卑があまりに強烈。見てられないレベルの理不尽なDVが続いて目が離せない。
親をコ…
ここまで醜悪な”日本の父親”を演じられるのは、三國連太郎自身こういう人物が大嫌いだからだろう。
(三國連太郎自身も、決して人格者でも良き父親でもなかったようだが)
女中を孕ませたうえ、産まれた子と正…
母さんだって悪いんだよ
母さんは何故親父から離れなかったんですか?
吉利の問いかけが苦しく響く。
何のために、、何のために、、、、
雇われ先の軍人宅で手篭めにされ、身ごもり妻となるが常に虐げ…
田中絹代演じる母親の、なんとも健気で悲惨な人生。
30年も経って、やっと「この子よあなたの子です。どうして差別するのですか?よく還って来たと言ってやってください。」と心の叫びを口に出せたなんて。
…
日本の暗部、家父長制度の極みすぎて辛い。出てきた瞬間から怖いバリバリ軍人三國連太郎がハマりすぎ。ギラギラの若い時代から老人まで演じ切る凄みと対する田中絹代の我慢の演技。敗戦とともに解放...されてる…
>>続きを読む独立プロ名画保存会