炭酸煎餅

ロケッティアの炭酸煎餅のレビュー・感想・評価

ロケッティア(1991年製作の映画)
3.1
1991年公開のアメコミ映画。
1938年のアメリカで、人間が生身で飛行出来るようになる背負式のロケットパックを偶然手に入れたパイロットの青年が、その装備を巡ってFBIと実はナチのスパイなハリウッドスターやギャングとの争奪戦に巻き込まれる事になる……という、クラシカルな世界を舞台にしたアクション物です。

主人公はパイロットではあるもののごく普通の人(ただしイケメンではある)で戦闘・身体能力は特別高いわけではなく、また装備も最後までそれほど使いこなせているという感じでもないので、今どきの「アメコミ映画」のイメージからすると"ヒーロー"感と痛快感が薄くてちょっと(だいぶ?)モタついた感じはあるのですが、第二次大戦参戦前夜の時代設定にちょっとしたオーバーテクノロジーガジェットを配した冒険物として観るとまあこんな感じなのではないでしょうか。

後から知ったんですが監督が後にMCUの「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」を撮ったジョー・ジョンストンで、時代設定も近く、スターク父子のイメージ元であるハワード・ヒューズが登場したりもするのでその辺りの共通点を踏まえて観てみるのも面白いかもしれません。

個人的には「007」後のティモシー・ダルトンがスケベったらしい細ヒゲを生やしてめっちゃ胡散臭くて嫌らし~い感じの悪役を演っているのが好きw
炭酸煎餅

炭酸煎餅