叩けばすぐにヒビの入りそうな人間関係が、衝動殺人をきっかけに綻びはじめる。外からの糾弾は無くとも、内側から勝手に壊れていった。事の発端も、しっかり抱く罪意識も、しょうもない絡れも、夢追い人であろうと…
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MUBIの2024年最初の追加作品にオリヴィエ・アサイヤス『無秩序/ディスオーダー』があった。カイエ・デュ・シネマベストに選出された作品ということもあり観てみた。…
アサイヤスデビュー作。ディスオーダー。
トークメモ
描かれた時代はポストパンク、ニューウェーブを通過してもろ大寺世代…興奮と気恥ずかしさ。ヌーヴェルバーグの次の世代。トリュフォーと似てて恋愛映画を…
店主殺しの後、男たちとは別に女が森を走って逃げる発想がすごい。追いつかれて取り押さえられるも女は仲間を店主だと勘違いし、叫びながら抵抗する。一回人殺してシナリオ書いたのか?と思わせられる。
数年後…
またギターが下手くそな映画を観てしまった。ほぼほぼJoy Division。雨の夜に楽器屋に忍び込んで、強盗殺人(未遂?)を犯すあたりのシークエンスはたまらないし、80年代のポストパンクのシーンなん…
>>続きを読むアサイヤスの処女作がやると聞いてちょっと無理して観に行ったら、私がジョイディヴィジョンに造詣がないばっかりに素朴に物語を楽しんでしまったという逆説的な収穫があった。
解説を聞いてアサイヤスにもこん…
突然の夜の雨に濡れた石畳は人の気配もなく、ショー・ウィンドウは不気味に静まり返っている。深夜の場違いな訪問者は最初から3人のチームワークが纏まっておらず、てんでバラバラだ。明らかに犯罪のずぶの素人…
>>続きを読む個性を打ち出そうとして何も撮れないよりかは好きなものを詰め込んでいく方がまだましだとは思う。
僕も似た感じの人間なので気持ちはわかります。
本物には決してなれない。
というか模倣をうまくやってる人…
俺は100円ショップで買った「癒し&リラクセーション」か洋楽コンピ「NOW」しか聞かないのでジョイ・ディビジョンとかニュー・オーダーとか言われてもよくわかりませんが、アサイヤスが処女作から真っ直ぐに…
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