夏目漱石原作。
悠々自適な生活を送る代助(松田優作)は部下のミスで職を追われた平岡(小林薫)に融通を頼まれる。
生きるためだけに働くのは是としない代助はしょうがなく自身の兄に相談するが断られてしま…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2022/12/17
打ちのめされるとはこのこと。撮影・美術・演技全てが圧巻で息が詰まる。自分も代助と同じ大罪を犯しかねないという意味でも人生に必要な一作だった。抑えめの…
松田優作の衣裳がすべてコムデギャルソンと知って鑑賞
そもそも背も高く服が似合う体型かと思うが
衣裳、とても良かった。
小林薫との対比も良い
藤谷美和子の出ている映画は初めてみたけど、日本髪に着…
「三千代と平岡が結ばれることになった時、代助は親友・平岡のために喜びの涙を流した過去があった。しかし、それは青年期特有の義侠心の発露であり、自然の真情ではなかったことが、歳月を経るに従って明らかにな…
>>続きを読む一見平凡な日本映画といった面構えだけれど、ワンシーンワンカットの贅沢な使い方やメタ的な映像、カメラワークの非凡さによって原作で文字で描かれた心情、雰囲気をうまく再現している。ちょっとクセになる不思議…
>>続きを読むドロドロの純愛。
感情が入っていないような淡々とした台詞回しの中にフッと漏れ出す詩のような愛の言葉。
松田優作と藤谷美和子の本心のぶつけ合いのシークエンスは落ち着いた雰囲気の長回しだがとんでもない緊…
当時観に行った。夏目漱石の原作を読むより先に映画を観た。藤谷美和子の着物に憧れた。森田芳光の名は知らなかった。松田優作ファンというだけのまだ子どもで、どこまで理解したのかわからないが、物語の余韻に浸…
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