ものづくりの楽しさ、苦しさをこうも描かれてしまったら何とも否定的なことを言いづらいけれど、実際にものづくりをしている身からすると共感出来るところもある反面、無鉄砲に行動しまくる主人公にイラつきを感じて>>続きを読む
感覚的には分かってるが上手く言語化できないんだけど、本当にすごい映画って何か大きな感情を、人物の動きだとかそれを取り巻く周囲の景色、環境を使って表現しているものだと思っている。それこそが映画的なヒュー>>続きを読む
小さい頃、カブトムシをゲージの中にいれて外から興味津々に観察していたときのあの感覚に似ている。アウシュヴィッツの隣りの家というゲージにいる家族を外側から観察しているかのよう。昭和天皇を描いた『太陽』を>>続きを読む
目を見開くような演出にゾッとする。結末も面白いけれど何度かダレる箇所もある。
シャワーシーンはもちろん恐ろしいが、個人的には警官の映し方、雨の描写が強烈だった。ヒッチコックはカット割りが速い。
人為的なカメラワークなど、黒澤明を始めとする日本映画の時代劇へのリスペクトを感じた。風鈴の演出はまんま赤ひげだなと。
最近の映画の中では映像がキチンと設計されていて見応えがあった。草彅剛の佇まいが素晴>>続きを読む
ゴダールが人類補完計画を描いたみたいな作品でとてもよかった
ビクトル・エリセが上手すぎる。こんな規模感で映画になってしまうのか
約1年前に作られた『アメリカ消防夫の生活』と比べると、編集といい撮影技法といい、とても進歩しているのが分かる。
後にカットバックを使うようになる監督だけれど、このときはその原型みたいなものがある。ひとつの出来事を部屋の中と外からのアングルで2度見せるという手法が面白い。
ヌーヴェルヴァーグの映像テンポがとても好きなのだけれど、記念碑的なこの作品を観ていなかったりした。
ものすごくクズ男の話なのにあまりクズっぽさを感じないというか、観ているこちらがイラつくような要素を感>>続きを読む