シテール島への船出に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『シテール島への船出』に投稿された感想・評価

記憶を記録。多分20代で観た映画。大分良い映画を観る会だったか…?
最後の船出のシーンが忘れられない。
カメラの動きによって、映像が機械による知覚であることを改めて認識する。長回しによる現実に近い時間感覚を、動きによって機械的に閉じ込め記録する。

過去3回鑑賞
映像にも音楽にもコルト銃で何発か撃たれた記憶が。

パラレルハウスというレンタル屋でサントラLPを借りてカセットに録って、高円寺のボロアパートの1階片隅でよく聴いていた。
理由なんて解…

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久しぶりに映画見ましたが良すぎましたね。

作品を気にいる条件のひとつとして映像と音楽が自分の好みかどうかがありますが、この作品はそこがドンピシャでした。

そして皆さんおっしゃっているラストシーン…

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幸せな時間。
夢を持ち、そこからすべてを失った人々の映画である、と。
孤独がつきまとう人生、海に取り残されるラストシーンに圧倒される。
aaaakiko

aaaakikoの感想・評価

4.0

だいぶ昔に見た「こうのとり、たちずさんで」をもう一回見るまえに、この監督の沈黙の三部作(四部作?)といわれるのを全部見てみたいと思いました。

で、一作目。
第二次大戦後のギリシャ内戦のすえ、ロシア…

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1986年のギリシャ映画。1940年代にギリシャ内戦で共産主義レジスタンスとして戦いソ連に亡命していた父が、32年ぶりに帰国した。久しぶりの再会にギクシャクする家族。そして、父を逮捕するため警察が現…

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終盤、パブの長回しがエグ買った記憶。
オブジェクトみたいに多数の人間を配置したロングショットが相変わらず良かった気がする。けど、長いしよく分からんかった。

このレビューはネタバレを含みます

 スピロ(マノス・カトラキス)とエカテリーナ(ドーラ・ヴァラナキ)の夫婦が二人で一緒に行くラストがすべてと思った。

 しかし、それに至るまでが、長く、特にアレクサンドロス(ジュリオ・ブロージ)の父…

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ギリシャから内戦中にロシアに32年もの長きにわたり亡命?していた男が帰ってくる。故郷でのいざこざの後、妻とタグボート?で海に出る。

詩的なイメージ。寡黙な男は自分を語らないし、妻についても詳しい説…

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