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戦場
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『戦場』に投稿された感想・評価

[異次元のパワーを持つ背景] 70点

夫オレクサンドル・ドヴジェンコの遺した脚本を妻であるユリア・ソーンツェワが映画化し、女性監督としてカンヌ映画祭史上初の監督賞を受賞した作品。1941年~終戦~戦後を生きたあるソ連軍兵士イワン(とその周りの人たち)の年代記。ナチスとの戦場描写は、長回しで機銃奪取を描いたり、爆走する戦車とカメラが並走したり、航空機で広大な戦場を駆け巡ったり、人海戦術で進軍したり、10階建てくらいの建物が爆破されたり(登場時間10秒くらい!)と金のかかったソ連戦争映画的なダイナミズムを感じる。映画全体が泥に塗れたかのような薄暗く薄汚い色彩なのだが、一番凄まじいのがイワンの恋人ウリャーナが逃げるシーンの、黒煙とそれによる黒い影が同じくらい画面を専有していて、その見分けがつかないとこだろう。影、黒煙、ウリャーナがレイヤーみたいになってわけわからん迫力がある。背景がイカれてるシーンは他にもあり、銃撃されて気絶したイワンが小舟に横たわって花びらの舞う川を下るシーンや列車を飛び降りたイワンに後光が指してるシーン、室内の暖炉が赤黒い光を壁に投げかけるシーンなどいくらでも出てくる。崩壊した教室に生徒たちが集められ、後ろの方の生徒がバトル漫画の"能力者集結シーン"みたいな座り方してたとこは爆笑した。ショットがありえんキマってるというわけでもないんだが、それとは別次元の底知れぬパワーを持った画面が展開され、圧倒され続けた。これは多分リマスターとかしちゃいけないタイプの映画だな。

ラストの空のショットは完全に『大地』の頃からドヴジェンコの使う自然礼賛的な趣がある。夫婦でここまで作風が似るものなのか?
面白い。ドヴジェンコと嫁の映画の違いがわからないくらいこの夫婦は作家性が同化している。第二次世界大戦でドイツのウクライナ侵入の攻防を描いた映画。戦争シーンが地味に金掛かりまくっている。戦車と並走するカメラにグッとくる。

ラストはこの夫婦お得意の自然崇拝的な自然描写が冴えまくっており、子供が不発弾を見つけてそれを親が分捕って投げて美しい畑の真ん中でそれが炸裂するシーンが途方もなく美しい。

冒頭の戦場で気絶した主人公が、夢を見るわけだが、舞台が戦場から美しい水面と桜の木の中をゆっくり進む小舟がワープする描写がもの凄い。のだが、これ以降、これよりすごいシーンはないので肩透かしを食らってしまった。この夫婦の映画は盛り上げどころのタイミングがいつもおかしい。

こういった場所がワープしたり、別の時間軸が同じ画面に存在したりとアヴァンギャルドな描写がこの夫婦の持ち味。
後半の、主人公と結婚した女が主人公の身を案じて、英雄の石像か何かにお祈りすると、その石像がふつーに返答するシーンなども無茶苦茶でよい。
背景も異空間みたいだ。
黒羊

黒羊の感想・評価

3.9
茨城県土浦駅に行った時、古本屋にあった古いパンフレットで知った1961年のソ連映画。

勿論レンタルもセルも無く、観られへんやろなーと思ってたらインターネッツさんで観れました。ありがとうインターネッツ。

1941年、攻めてくるドイツ軍を食い止めるウクライナでのソ連軍。主人公イワンはソ連軍兵士となって勇敢に戦うが…

ソ連戦争映画の名作、「誓いの休暇」を思い出しましたね。誓いの休暇の主人公とは違う運命のイワンのその後も描かれます。

1961年の映画でも戦闘シーンは迫力がありました。空撮とか上手くていやぁ凄いな〜
まぁドイツ軍タイガー戦車のハリボテ感はありましたが…夜戦シーンもあり、昔の映画ならではの一辺倒になりがちな戦闘シーンもバリエーションあって良かった。

ソ連愛国的な描かれ方してますけど、戦争映画を掘っている方は原題で検索してみては如何でしょうか。