これがあのスケキヨかあー。
思った以上にツッコミどころ満載のシナリオ&役者陣の棒演技に結構ビックリ。これは、日本エンタメ史に残るヒット作ではあろうが、日本映画界が誇る名作ではないっぽい。
あとは、おそらく自分が見てきた後世の作品が本作を下敷きにしているため、本作のトリックやビジュアル的なチャレンジに新鮮さを感じきれなかった面もあった。(自分がスラムダンクやドラゴンボールを下の世代に勧めたときに起こる現象と同じ。)
とはいえ、ところどころに差し込まれるアバンギャルドな表現はなかなか興味深かった。一瞬、自分の見ているモニターがぶっ壊れたかと思った笑。
昔の大作は、雨の降らせ方が贅沢だねえ。いまなかなかこれだけの雨量は見れない。こういうところに金を惜しんでいない感じは見ていて気持ちが良い。
あの有名な逆さまの遺体のロジックが全然わからないなと思ってたら、Wikipediaによるとあそこ原作から改変してしまってるのね。殺された人物の名前と殺害された遺体の状況がメッセージになってるのに、そこ端折っちゃったら、割と台無しでは。。。