アララトの聖母の作品情報・感想・評価

『アララトの聖母』に投稿された感想・評価

ゾロ

ゾロの感想・評価

3.5

非常に婉曲的に表現された映画

【アルメニア人虐殺】の歴史に触れつつも
劇中劇という表現で直接的な映像を見せない

トルコが認めない史実についても
アルメニア人、トルコ人の見識が描かれる

ショッキ…

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CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.5

【記憶を記録する渇望】
昨年、TSUTAYA浅草ROX店で引き上げてきたレンタル落ちDVDの『アララトの聖母』を観た。アトム・エゴヤン監督はイマイチパッとしないことが多いのだが、本作はヴィクトル・エ…

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odyss

odyssの感想・評価

4.0

【歴史的事件を多層的に捉えた佳作】

カナダ映画。アトム・エゴヤン監督作品。2002年製作。 

20世紀初頭、トルコで起こったとされる――トルコ側は否定――アルメニア人大虐殺を題材とした映画を、カ…

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映画でトルコ人役の俳優と、ラフィとのやりとりが印象深かった。どんなコトバも届かない人には届かない
koms

komsの感想・評価

-

アルメニア人虐殺について勉強しようとレンタルしたから、現代パートの設定諸々は最初はいらないな〜なんて思ってたけど、なるほどそれぞれの複雑な感情やルーツがこの映画を普遍的なものにしているな、と最後は納…

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1915年のアルメニア人虐殺を題材にした作品でした。
舞台は現代で、虐殺を生き延びた画家ゴーキーを研究する女性とその息子ラフィ、虐殺を描いた映画を撮影している監督や俳優など、さまざまな人々の人間関係…

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Baad

Baadの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『モンスーン・ウェディング』のマイケル・ダナによるサウンド・トラックが好きだったことがきっかけでアトム・エゴヤンの作品に興味を持つようになり、日本でも公開された3本の映画のビデオを見てそのすばらしさ…

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mh

mhの感想・評価

-

アルメニア人虐殺およびヴァン攻囲戦についての映画。
映画の進行に伴って、観客はアルメニア人大虐殺を順を追って学べるようになってる。
ただ、構成がかなり複雑。
入国審査にひっかかったり、血のつながらな…

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作中出てくる「アララト山」は世界的にも美しくそびえる山の一つなのだが、歴史上の場所としては妙にいわくつきに感じてしまう。

民族の「適合とかい離」が渦巻くこの地で繰り返されていて、アルメニア虐殺の悲…

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Ararat

アルメニアにルーツがある少年を中心としたドラマと、アルメニア人虐殺の映画撮影が入れ子構造で進行する
ジェノサイドに関するぼんやりした知識が得られる映画

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