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暗いところで待ち合わせのodyssのレビュー・感想・評価

暗いところで待ち合わせ(2006年製作の映画)
4.0
【田中麗奈の代表作】

乙一原作、天願大介監督作品。 

事故で視力を失い、父にも死なれて(母とは子供の頃に離別)一人暮らしを余儀なくされた若い女性ミチル (田中麗奈)。自宅内のことはよく分かっているので盲目でもそれなりに暮らせていた。しかしある日、近所の工場に勤めていたものの訳あって警察に追われる身となった中国人青年(チェン・ボーリン)が家にこっそり入り込んでくる。やがて彼女は彼の存在に気づき、二人は奇妙な同居状態となるが・・・。 

盲目ながら自宅で一人暮らしをする女性を演じる田中麗奈が好演。これは彼女の代表作となりそう。 

作品自体も、そうした彼女を丁寧に捉えつつも、同時に筋書き上の工夫も取り込んでおり、すぐれた出来映えとなっている。
お薦めできる映画だ。 
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