【ミュージシャンの伝記映画】
日本ではもっぱら俳優として知られるケビン・スペイシーの監督・脚本・主演作品。
1960年代にアメリカで活躍したミュージシャンであるボビー・ダーリンの生涯を描いている。
この種の映画は成功譚が前面に出てあまりスマートな出来になりにくいが、才人スペイシーは語りや構成に工夫を凝らして、適度な芸術性を持たせた映画作りに成功している。作中の歌も吹き替えではなく本人が歌っているとか。
というわけで、まあ悪くない出来だけれど、私としては程々の感興しか得られなかったのは、多分こういう伝記映画があまり好きではないからでしょう。