【地域性に縛られた映画の質感】
夫と別れた女性(西田尚美)とその子供(塩顕治)の、愛に満たされない生活を描いており、新潟市でのオールロケで制作した映画。
現代人の心象風景の一面をえぐった作品として、まあまあ面白いと思う。
ただ、映画としての華がないんだな。映画は、美人女優を主演にして、子役も可愛い子を採用して作らないといけないんだけど、そういう映画になっていない。低予算だからでしょうか。
新潟市のオールロケで作っているから、新潟の人間には受けるかも知れないが、それ以外の地域の映画ファンには受けないだろう。
そういう映画を作ることが、いいことなのかどうか。