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サマリアのodyssのレビュー・感想・評価

サマリア(2004年製作の映画)
2.0
【キム・ギドクとしては凡作】

韓国映画。キム・ギドク監督作品。キム・ギドクは天才だけど、作品によって当たりはずれがあり、これははずれのほう。 

前半と後半でかなり分裂模様の作品で、「はあ?」という感じなのである。前半は少女売春の話で、まあそれ自体はどうってことないのだが、二人の少女の、自分たちだけで世界を作って生きています、みたいなところが、昔の日本語で言うとSっぽくて、それなりに面白くなくもない。 

ところが、後半になると一方の少女が死に、残された少女と父親の話になるのだけれど、これが変な展開なのだ。変な面白さがあるというのではない。変で、面白くないのである。

うーん・・・ギドクも時には凡作を作るんだなあ。
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