炭酸煎餅

花の詩女 ゴティックメードの炭酸煎餅のレビュー・感想・評価

4.3
星は「FSS副読本(映像版)」として感じた評価です。
これまで作者の頭の中にしか無かったゴティックメード、ひいてはモーターヘッドの駆動音や動作を誰にでも見える形で表現したという点ではロボットアニメとして非常にエポックメーキングだと思いますし、あとアニメーションとしても「『最近の永野絵』がそのまま動いてる」というのはなかなか驚嘆するものがありました。(特に意外と描き分けと個性の表現が細かい「そこらに居る感じの老若男女のモブ」がめちゃくちゃ「それっぽ」かったw)

一本の映画としては……まあ星2.3か4くらいで、そこまで勿体つけるほどのもんでもなくない……?って感じですかね……100点満点で50点は行かないかなあ……くらい。
ちょうど時間的にも、2時間何十分くらいある映画で例えて「中盤の山場」の辺りで「おおおお来た来た来た盛り上がってまいりま……あれ!?終わり!!??」って感じに終わっちゃいますからね……。

ただ最初に書いたとおり、これを観る前と後ではFSS本編を読む時の脳内の解像度が大分変わってくるんじゃないかと思いますので、最近は付き合い方が大分緩くなってきてるな……くらいの方でも観ておいていいんじゃないかなと思いました。
今回逃したらまたドリパスだとかで観るにもチケット買うにも手間が増えちゃうでしょうしね。
炭酸煎餅

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