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そのときは彼によろしくのodyssのレビュー・感想・評価

そのときは彼によろしく(2007年製作の映画)
2.0
【期待を裏切る出来】

平川雄一朗監督作品。 

小学生時代に仲が良かった男女3人。その一人智史(山田孝之)は子供時代から夢見ていたようにアクアプランツの店を開いているが、経営状態はあまり良くない。 

ある日、そこに見知らぬ若い女性(長澤まさみ)が訪ねてきていすわってしまう。彼はほどなく彼女が有名モデルであることを知るが、実は彼女こそ小学生時代の幼なじみの少女だった。その彼女はなぜ今になって彼を訪ねてきたのか・・・。 

全体としておとぎ話タッチの作品であるが、それと承知して見ていてもどこか物足りない。設定や進行が甘すぎて、登場人物も善意の人間ばっかりであり、いくら何でも芸がなさすぎると言いたくなってしまうのである。後半の進行も切れ切れになっていて今ひとつ。

長澤まさみ主演で期待させた映画だけに、ちょっと失望。
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