【灰色の街】
ロバート・アルトマンの『ロング・グッドバイ』をこよなく愛する松田優作。TVドラマ『探偵物語』の拡張バージョンとも言える作品で、『十三人の刺客』『大殺陣』など男臭い時代劇を得意とする工…
このレビューはネタバレを含みます
食えないブルースシンガーが探偵のまねごとをやる。元刑事だがあくまでもシンガーがメインだ。寂れたライブハウスではシャブの密売ならぬピンクフロイドのブートレッグの高額取引が。シンガーが探偵をやってやっか…
>>続きを読む松田優作演じるブルースシンガーは、元ブロンクスの刑事で今はバーで歌う傍ら探偵業を行っている。ブロンクス時代の仲間である刑事と会っている時彼が何者かに狙撃され、その濡れ衣を着せられ真犯人を暴こうと言う…
>>続きを読む松田優作の三十三回忌を記念して松田優作の映画が無性に見たくなり。
どんな人生を送ったら、あんなにカッコよくなれるんですか、ブルースも表情も涙もめちゃくちゃかっけぇんですけど!
父性もあり色っぽさ爆発…
松田優作は大好きだし、出演作もいくつか観てる。でも、どの作品が一番好きか聞かれると、正直浮かばず、答えられなかった。それは多分、私がリアルタイムのファン層より下の世代ということもあって、個々の作品の…
>>続きを読む昼の霧と静かな夜。透き通るような日陰と薄い青の光。ロックンロールとブルース。余計なことは喋らない。友を撃った奴を探す。横浜のひんやりした街。俯きながらも確かなものを宿して。据わった目で。 BJはかっ…
>>続きを読む松田優作のための物語であり、工藤栄一のための脚本。ここまでエモい作品が出来上がったのは、奇跡としかいいようがない。
とにかく工藤監督の演出が素晴らしい。全てのカットが、工藤美学で支えられている。特に…