名倉

十三人の刺客の名倉のレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
3.6

稲垣吾郎さんの怪演が話題ということで鑑賞しました。想像以上の悪役っぷりで良い意味で胸糞悪かったです。



冷酷無比・性欲旺盛の下郎でありながら、哲学的且つ知的な面も兼ね備えた悪党、そして最期は惨めでありながらもどこか哀しさを感じる死に様、お見事!!



他にも岸辺一徳さんのシーンでは爆笑してしまったし、松方弘樹さんの壮絶な殺陣と最期、伊原剛志さんの無限刀シーンも最高です。市村正親さんの哀愁、山田孝之さんと伊勢谷友介さんのシュールなギャグ、屋台骨の役所広司さんと役者陣も完璧。2時間半があっという間でした。



村内のギミックなど迫力あるシーンもありエンタメ性も高く、一人一人の役者の個性も十分に出し切っていて登場時間の短い人物でもしっかりと記憶に残りました。



時代劇ものはほとんど観ませんが、今作は役者陣の豪華さと上手さで本当に楽しめました。



ただだるま女さんと斎藤工さんマジで可哀想で前半めっちゃ鬱⭐︎



「猿の骨は硬いの〜🐒☠️」
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