酒屋の巨大樽が並ぶショットが印象的。主演の大河内傳次郎の表情は歌舞伎のように鋭い眼光、伏見直江らの険しい表情と顔にかかる影の陰影が美しい 。二川文太郎監督の「雄呂血」から始まる剣戟に大きな見所あり。…
>>続きを読む国定忠次の儚い逃避行。どこまで行ってもずっと苦悩し続ける最期の旅。
無声映画ならではの躍動感のあるショットが満載、忠次とお品姐さんの表情の豊かさ、瞳孔の強さ、寂しさ、切なさ。
会話のひとつひとつのハ…
江戸後期の博徒、国定忠次の話。
それまで英雄として描かれていた忠次の人間臭く破滅していく様を描こうとした作品。
子分への信頼は崩れ、惚れた娘への思いも自分の境遇ゆえに叶わない。
失われることで一層…
二部「信州血笑編」と三部の編集版を活動弁士澤登翠さんの語りで堪能。
みっともない舎弟はいないとしてる国定忠治が最初から裏切られる展開が面白く(厳密には1部と2部のほとんどのフィルムがないので最初では…
大河内傳次郎のスター性がほとばしる。若旦那の金を奪い返しに行った屋敷での冷徹さすら感じる貫禄が素晴らしい。
フィルムの欠損か規制によるカットか演出なのか、その辺の判断はつかないが人が死ぬ瞬間を描写せ…
「忠次旅日記」第3部。こちらのフィルムは大部分残っていたらしい。Wikiによると、造り酒屋で働く話からが第3部に当たる。
忠次の捕物、護送される忠次を奪還する場面(カメラの位置を何度も変えて撮影)…
坂本頼光説明・神崎えりピアノ
デジタル修復についての映像が最初5分くらい入る。発見時のナイトレートフィルム・修復版・染色版の3つが比較できる。本日かかったのは染色版で、役者の表情が非常に美しく映って…