リドリースコットの過去作を見直すシリーズ。
これぞ90年代映画って感じの、前半のダラダラ感。そこを上手いこと乗り切れば、後半はかなり楽しめた。ダラダラな前半もフリとしてちゃんと効いてくる。
現代から見ればハンパな時代の、ハンパなレベルの女性解放の話だなーと思っていたけど、最後には「なんかええやん!」と関西弁で思ってしまった。タランティーノのデスプルーフのようなカタルシス。
自分は完全にルイーズタイプの人間なので、テルマの行動に終始イライラしたんだけど、多分テルマ的な人が見たらルイーズの方にムカつくんじゃないかな。
だんだん2人が悪に覚醒してきて肝が据わってくるのが爽快。コンビニ強盗、警官強盗、タンクローリー爆破、検問突破のど迫力カーアクション、完全にやり過ぎだけど、それが良い。
しかしあのトランクに閉じ込められた警官だけはマジでかわいそうだった笑
若き日の、スターオーラゼロのブラピが見れるのも貴重ね。