ドラゴンボールは序盤まででそれ以降は断片的にしか触れてないんですが、その立場から観てみるとなんというか、色々言われてたけどこんなフツーのB級映画だったんだな……という感じでしたね。まあ本作の場合そこがあかんのでしょうけど。
肝心なはずのクライマックスで、悟空=大猿のバラシがやけに唐突であっさり気味(そりゃたしかに観客はそこはとっくに知ってる事だけどさ……という感じ)だったのとラスボスであるピッコロとのバトルも尺も迫力もイマイチだったのには、そこまででわりと順当に温めていた感のある描写の"溜め"が活かせていなくて不完全燃焼な印象はありましたが、内容自体はわりと定番的な、東洋武術要素が入ったコミックファンタジーヒーロー映画という感じだったんじゃないでしょうか。まあ本作の場合そこが(略
亀仙人役のチョウ・ユンファ(……チョウ・ユンファ!?)の風体が眼鏡とヒゲを足したら「水曜どうでしょう」の藤村Dだよな……という感じだったのはちょっと面白かったです。