みゅうみゅう

海の上のピアニストのみゅうみゅうのネタバレレビュー・内容・結末

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

時代は20世紀初頭、イギリス⇄アメリカと往来している豪華客船の中だけでほぼ話は終始してる。テイストはタイタニックっぽい、あとTDSのアメリカンウォーターフロントのようw

個人的に、船内で拾われ船員に育てられた1900(Nineteen hundred という名前)がピアノをどう習得したのか気になる。トランペッターのマックスが過去を振り返る語りで展開するから、知らない部分があって語れないのは当然なんだけど。唐突なんだよね、神童現る的な。ま、LEGENDとはそういうものか…

見所はジャズの神様とのピアノバトル、ここが凄く面白い。一人なのに連弾してるかのような超絶技巧の演奏シーンね。対象的に、窓越しの少女に一目惚れし即興でメロウな曲を演奏するシーンもいい。

豪華客船とはいえ大海では小舟、その船の中でのみ存在する1900。戸籍はなく自分を証明できるものはない、ピアノの88音の鍵盤上でだけ自由に自己表現できる。船がなくなる時に陸を知らない彼は果たしてどうなるか、、、切ない話です。

この1900について語る友人のマックス役の俳優さん。かなりの速さの眼振で、アップのシーンはこちらまで目がぐるぐるしてしまい、軽く酔いそうになった。

音楽担当はエンニオ・モリコーネ。上質の劇伴を堪能できます。
みゅうみゅう

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