みゅうみゅう

ミッドサマー ディレクターズカット版のみゅうみゅうのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

夏至の夜の特別限定上映(レイトショー)
劇中に出てくる宗教画のポストカードが鑑賞特典。

原題はスウェーデン語のMidsommar(ミィドソンマル)。
アメリカの大学生グループが、留学生の故郷のスウェーデンの夏至祭へと招かれる。魅力的に見えた牧歌的な村は、実は古代から独自の慣習や儀式を重んじるカルト的な共同体だった〜

スウェーデンの夏至だから白夜でずっと明るい、お祭りの和やかさと儀式の緊張感、かわいらしい民族衣装、不眠でボンヤリした頭、飲んだり嗅いだりした麻薬や媚薬の類で現れる幻覚や浮遊感、牧歌的な風景の中でのシュールな展開。自給自足とか自然崇拝や輪廻転生など、さもありなんで意外に近い話だったりして。
今回のDC版はモザイクなしで細かい描写もわかるし儀式のセリフや細かな演出も加わって、しっかり伏線回収できた。

主人公ダニー役はフローレンス・ピュー✨ 彼女が女王として歌うシーン。ガイドよりオクターブ下を歌った時にハッとする、ハスキーで野太い低い声がなんともセクシー。最後に見せる恍惚とした表情もいい。冒頭の不安に満ちた頃の顔から、もはや自信に溢れたキラキラしたオーラをまとう。
これは、全てはこの結末のために、もしかして仕組まれた出来事だったのかな〜??ダニーが孤独になった経緯も疑ってしまった。

カルトって怖いなぁ
みゅうみゅう

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