ロメールの映画、話の途中から聞き始める話って感覚を受ける。たぶん、はじめの島への到着カットがサクッと仕事を終えるようにあっさり取られているし、女と出会うまで特段何事もなく生活が始まるからな気がする。…
>>続きを読む【苦痛がないことは良いことなのか問題】
「夜明け前の森の入り口に、あなたはひとりで立っている。あたりはまだ真っ暗で、自分がどうしてそんなところにいるのか、あなた自身にもよくわかってはいない。それ…
夏物語。陰キャだけれどもイケメンなおかげでモテてしまう、そんな主人公が彩度際立つひと夏で女子3人にかき回されそしてかき回す。自分の弱さを語ったかと思えば強がっている彼の人間性と作品が呼応するように繰…
>>続きを読む消極的で受動的だが自意識だけは強いガスパールくんがバカンス先で流されるままに美女3人に三股をかける。アジア的な世界観だとドロドロしてセンチメンタルになるはずだが、それぞれに自我の強い美女たちとの遊び…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ロメールにしてはかなり常識的な恋愛だった。男性が主演で、しかも三股ものというだけで拗らせそうな展開が見えるのだけど、意外に4人とも共感できる。でも3人を選択肢として残しつつも今カノへの態度が完全に前…
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なよなよした男に急にモテ期がきて、浮かれていろんな女とイチャつくガスパールにキショ!って思うけど、「僕の唯一の悩みは集団でいるとそこにいるだけで死にたくなること」と言っていてそこだけは激しく頷いた…
ガスパールくんはなんなんですか!もう!どっちなんですか!どっちつかずなガスパールくんで見てるこっちが腹立ったりしますが、どうも湿っぽさがないです。個人主義的なのか、遊びだからなのかなんなのか、さっぱ…
>>続きを読むロメールの映像快楽の極みのような作品で最高だった。若い美男子(メルヴィル・プポー)が主人公だったり、その主人公が冒頭10分間ほとんど言葉を発さずないまま移動とアクションがとらえられていたり、『海辺の…
>>続きを読む©1996 Les Films du Losange