中盤の乱痴気パーティとラストの(届かぬ声)は既に5年後の『甘い生活』を予見しているようです
フェデリコ・フェリーニ
『崖』
小悪党の良心への希求は前作『道』と共に観ているこちらの悪意を忘れさせて…
牧歌的な田舎の風景が詐欺行為で華々しい生活を手にする男たちの滑稽さを助長する。
どこまでもシニカルだが品がある。自由で華があり開放的なパーティーのシーン、女性の豊かで美しいボディラインがなんとも魅惑…
なんの時間かわからなく耐え難いのがまたよかった。メリーゴーランドのシーンとか、大晦日のパーティとか。ゴリアーノに始まり、ゴリアーノで終わるアントニオーニのさすらい同様、最初と最後が一瞬で繋げられるタ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人間ってなんて悲しいんだろう。
詐欺師のお話。
弱者を食い物にする最低の詐欺師、アウグスト。
そんな、彼にも娘がいて、その娘に会うたびに良心の呵責を感じています。
それでも詐欺をやめることは…
結局仲間たちが何う成つたのかも判然としない、バラバラなおはなし。
パアテイのシイン。何うにか取り合うてもらはうと媚びつゞくるも、見事簡単にあしらはれ、結局何時もどほりのことしか出来ぬ男たち。可笑…
フェリーニというブランドで見ても凡庸な破滅ネオ・レアリズモ。
フェデリコ・フェリーニ監督作品。"道"の次に撮られたフェリーニの長編第4作であるが、なんか評価低いっぽいし期待せずに見てみた。
まず今作…
フェリーニ作品。
詐欺を繰り返して生活している男たちのお話。
人を騙してお金を稼ぎ、そのお金で家族を養う。なんて最低な人たち。
ここまで駄目な男たちが集まるのも凄いけど、それを見抜けない女性も悲し…
このレビューはネタバレを含みます
下からの照明とかクロースアップを上手く使って動揺とか恐怖みたいな主人公の感情を観客にも伝えよう(同一視を容易にしてる?)としてたシーンが気になった
フェリーニ作品はそんななたくさん見てないけど因果応…