解説
サンデー毎日連載中の丹羽文雄原作の映画化で、一デザイナーを中心に、愛欲という流れに生きる人々を描こうというもの。脚色は「血の岸壁」の松浦健郎、監督は「春泥尼」の阿部豊、撮影は「陽のあたる坂道(…
丹羽文雄の原作。
運河は入りくねる。ビジネスウーマンでモデルからデザイナーに転身した女。あまりに完璧過ぎる彼女。近づき難し。それを頼りにする女もいれば多少弱みを見せる女のほうが男は愛しくなるというも…
「日活のお姫様」が本格美人月丘夢路から溌剌とした美少女浅丘ルリ子に、見事にバトンタッチさせた名匠阿部豊功績大の傑作。頼り無いが母性本能をくすぐる金子信雄を父に、前妻山根寿子、浮気心を燻る南田洋子、尼…
>>続きを読む今日はどうも調子が出ない…って娘ルリ子と入った喫茶店でコーヒーでも貰おうかの絵描き金子信雄。バリバリ稼ぐデザイナー夢路の陰でぬるま湯の生活。めずらしくモノローグで登場の粋なパナマ安部徹のとこでバイト…
>>続きを読む美人で仕事ができて、まわりの人に劣等感を与えまくっていたけど、ついにはみんなから慕われる月丘夢路様。彼女の舞いで商談も成立しちゃうよね。超絶美しい。突如始まる勧善懲悪スタイルは狂っているけど、おでん…
>>続きを読む仕事でもプライベートでも自立した一流の女性である月丘夢路のカリスマ的存在感が演技力や美貌も相まって説得力があり、夫の妹である渡辺美佐子、夫の愛人である南田洋子、先妻の子供である浅丘ルリ子、先妻の山根…
>>続きを読む人生もまた運河のようなものである…もものものしいナレーションで始まるがそのあと別に運河は出てきません。女が子を宿すということ、女が一人で生きるということのバリエーションが描かれる。
モデルからデザ…
このレビューはネタバレを含みます
尼さん渡辺美佐子に目が離せず...
南田洋子マダムのバーC'est la vie@銀座
実ママ山根寿子のおでん屋@新橋
月丘夢路という圧倒的軸があるにしろそれぞれのドラマに心を惹かれ
おでん屋で流し…